【下関市】消して描く、矛盾の芸術家。アトリエミミックさんの最新作が、また現れました。

2025年10月考古博物館で撮影

2025年10月7日(火)、下関市立考古博物館の外壁で、高圧洗浄機を手にしているその姿が目撃されました。

2025年10月考古博物館で撮影

ペンでも筆でもなく、高圧洗浄機で汚れを洗い落としながら描く、その独特の手法による作品を、下関の街のどこかで目にした方も多いのではないでしょうか。

2025年10月考古博物館で撮影

その発想が生まれたのは、コロナ禍の最中だったといいます。黒ずんだ壁が、静まり返った街や人々の不安を映しているように感じたそうです。

2025年10月考古博物館で撮影

「この暗い壁を洗って絵を描いたら、夜の中が少し明るくなる気がした」

2025年10月考古博物館で撮影

以来、アトリエミミックさんの作品は下関のあちこちに現れ、街の風景を明るく彩っています。

2025年10月考古博物館で撮影

今回は下関市立考古博物館に姿を現し、ゲートからスロープの壁へ、そして、外壁へと、建物を包み込むように連なる物語が描かれています。

2025年10月考古博物館で撮影

縄文式土器の文様、土偶、印章など、コンクリートの壁に浮かび上がるモチーフは、どれも柔らかなタッチで刻まれています。

2025年10月考古博物館で撮影

アトリエ・ミミックさんの正体を知る人は、ほとんどいません。「作業しているのを見かけた」「女性だった」「とても静かに描いていた」そんな断片的な証言だけが、噂のように流れています。

2025年10月考古博物館で撮影

作品だけが残り、人々の記憶の中に痕跡を残していく、謎の芸術家。その姿に出会えた人は、もしかすると幸運なのかもしれません。

2025年10月考古博物館で撮影

下関市立考古博物館の壁に浮かぶ、新作のコントラスト。街を照らす画をご覧になりに足を運んではいかがでしょうか。

アトリエミミックさんの新作が見れる下関市立考古博物館はこちら↓

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