【下関市】本日、10/21、長府苑が特別開放されました。次回の開放日は、10/27

城下町の風情が色濃く残る長府で、普段は静かにその姿を隠している「長府苑」(旧田中隆邸)が、11月までの間、イベントが開催される日に限り特別に公開されるとのこと。長府庭園のさらに奥にある、石畳のお屋敷をご覧になった方も多いのではないでしょうか。歴史を感じさせる重厚な石垣と大手門の向こうに広がるのは、大正時代の豪商・田中隆氏が築いた格式高い邸宅。田中氏は海運業で大成功を収め、中国の革命家・孫文を支援したことで知られています。その時代の栄華を物語るこの邸宅や庭園を、11月まで期間、イベントの開催日には自由に散策することができる初の試みだそうです。昨日、2024年10月12日(土)のイベント開催日には、普段は開くことのない門が開かれていることに誘われるように近隣の方が足を運ばれていました。その門の向こうに広がっていたのは、150メートルの木々に囲まれた道と、その奥に広がるのは和と洋が融合した庭園。ヒマラヤスギをはじめとする西洋樹木が植えられている庭園は、日本庭園とは一味違う趣がありました。英国人建築家アレキサンダー・ネルソン・ハンセルが設計した煉瓦造りの近代和風建築物の、ゴシック風のアーチや気品あるテラスが今も姿をとどめていました。この場所は直木賞作家・古川薫氏の小説『海と西洋館』の舞台ともなっており、文学的な価値も併せ持つ特別な場所だというのもうなずける佇まいでした。次回の開放日は2024年10月27日(日)とのこと。ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。

次回、2024年10月27日(日)には、解放される長府苑はこちら↓

猫葉 ね子。

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