【下関市】名所と物語が交錯する、下関でしか描けない人生の物語。リバイバル上映初日の主演女優のサイン会が開催されました。
2025年1月3日(金)、シネマサンシャイン下関で映画『幽霊はわがままな夢を見る』のリバイバル上映が開始されました。
このリバイバル上映を記念して、開催された主演女優・深町友里恵さんのサイン会には、多くの来場者が集まり、熱気あふれるイベントとなりました。
本作は、主人公が人生の挫折や苦悩を乗り越える過程を、下関の美しい街並みと共に描いた映画。
手に入ることがなかった輝かしい夢、人生の挫折、生きることの大変さといったテーマが、テンポよくシーンを重ねて形作られていきます。
「いいんだよ。生きていれば、それでいいんだよ。」積み重ねられたシーンの層に、劇中のセリフが、じわりと沁みていきます。
主人公を演じた深町友里恵さんは、この作品には、女を捨てて臨んだと語っています。
若い頃から芸能界で、自身をブランド化し、可愛らしく見せることを仕事としてきた彼女が、それまでとは、全く異なるアプローチが必要とされたのが本作。
「仕事の方向性が変わる転機で出会ったこの役は、これまで身につけてきた表現方法を、すべて取り払い、一から演技に向き合う必要があった」と語ってくれました。
その結果、台詞がなくとも主人公の悲しみや挫折、弱さを表現する演技を見事に体現した演技を完成させています。
また、本作には下関のラジオ局「COME ON!FM」も登場します。
リバイバル上映の初日に訪れた同局の代表取締役会長・冨永氏は、映画制作に至る背景について語ってくださいました。
下関出身のグ・スーヨン監督と、冨永会長は、同じ浦高校出身の旧知の中なのだそうです。監督から、冨永会長に『下関を舞台にした映画を撮りたい』と連絡を受け、始まった、本作品のプロジェクト。
当初は架空のラジオ局を設定する予定だったものの、実在するラジオ局、COME ON!FMを舞台にすることで、作品に一層のリアリティと親近感を持たせることができたそうです。
本作はシネマサンシャイン下関で2025年1月16日(木)まで上映中です。ぜひ、期間中に映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、下関を遠く離れて暮らすご親戚やご友人にはDVDを贈るのも素敵なアイデアではないでしょうか。映画の中で飛び交う下関弁や、映画を彩る美しい下関の風景。
ぜひこの機会に本作の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
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下関のラジオ局、COME ON!FMはこちら↓