【下関市】新年の風を切る翼――海上自衛隊小月航空基地の初訓練飛行
2025年1月9日(木)、海上自衛隊小月航空基地にて、第201教育航空隊による新年初訓練飛行が実施されました。
訓練に先立ち、整列し凛とした姿勢で群司令の訓示に耳を傾ける、海上自衛隊小月航空基地に勤務する自衛官の方々。
整然としたその姿には、威厳と緊張感を漂わせています。
群司令は昨年の出来事を振り返りつつ、災害対応や有事の任務において迅速な行動が求められる自衛官としての責任の重さについて語られ、日々の鍛錬が命を守る力になることを強調され、
2025年を飛躍の年にするべく、干支にちなんだ「一皮むけた成長」を期待する言葉で訓示を締めくくられました。
その後の訓練では、離着陸を繰り返す、タッチアンドゴーが実施されました。
飛行の中でも特に着陸は高度な集中力が求められる場面なのだそう。
風向きや天候が常に異なるため、熟練した教官たちでも気を抜けない瞬間が続くといいます。
地上では整備や管制を担当する隊員たちが、緻密な連携で訓練を支えています。
自衛官の方々がそれぞれの持ち場で、責務を全うするプロフェッショナルな姿は美しく、無駄がありません。
訓練の一つひとつに込められた動作に、背負った使命感が伝わってきます。
海上自衛隊小月航空基地で実施している、基地見学Wednesday Tour in OZUKIでは、その使命感を感じることが出来ます。
自衛隊の方々が日々鍛錬を重ねる様子を見学出来たり、直接、自衛官の方に質問することも出来、練習機T-5のコクピットに座ったり、
運が良ければ、アクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」の華麗な訓練飛行を見学することも出来ます。
災害時には真っ先に駆けつけ、人々の命を守る自衛官の方々。
その舞台裏を覗くことで、彼らの使命感と日々の努力に触れる貴重な機会となるはずです。
勇敢な自衛官の方々の活躍を目の当たりにする感動を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
今年は、海上自衛隊小月航空基地の60周年記念とのこと。基地でのイベントなどをお知らせしていく予定です。どうぞお楽しみに。
初飛行訓練が行われ、基地見学のできる海上自衛隊小月航空基地こちら↓