【下関市】1/19(日)10:30の上映終了後は、監督の舞台挨拶があります。お見逃しなく!!
下関の街角で静かに輝く芸術空間、2023年10月7日(土)、下関の街に新たな幕を開けた映画館cineposさん。
港町の風景に溶け込みながら、下関の人々の心に新たな物語を刻んでいるこの建物は、かつての郵便局・旧大和町郵便局を活用した映画館。
映像が語りかけ、感動が五感を通して伝わる質の良い映画だけを上映している、映画好きにはたまらない場所です。
「映画は『画で見せるから映画』だと、若い頃から先輩たちに教え込まれてきました。映像そのものが語り、感情を揺さぶり、物語を描く。それこそが映画の本質だと信じています。」と語るのは支配人の鴻池さん。その言葉からは、映画という芸術に対する深い愛情と信頼が伝わってきます。
「もし言葉だけで伝えたいのであれば、小説を読めばいい。」
映画とは、映像を通じて新たな世界や感動を届け、映像が語り、観客の心に響く。それが映画の魅力であり、cineposでの映画体験の核心のようです。
映画館cineposさんの、扉向こうには、かつての郵便局の面影を残した、温かい空間が広がっています。支配人である鴻池さんが目指したのは「女性が心からくつろげ、また訪れたいと思える映画館」だそうで、その想いは館内の配慮に息づいており、訪れる人々に心地よい時間を提供しています。
映画のセリフ、音楽、環境音の驚くような臨場感を味わうことが出来る音響システムも体感してほしいそうです。映像と音のシンクロによって、より深く映画の世界に没入する体験も、是非味わってみてはいかがでしょうか。
2025年1月18日(土)からは、七里圭監督の最新作『ピアニストを待ちながら』と、デジタルリマスター版『のんきな姉さん』の2作品が上映されます。
『ピアニストを待ちながら』は、七里監督が手掛けた独創的な作品で、主演は井上脇海さん。映像の力で物語を紡ぐこの作品は、監督の作品の特徴である実験的なアプローチが光る作品なのだそう。
『のんきな姉さん』のデジタルリマスター版は、2004年製作の作品で、1日4回の上映のうち1回のみの特別な枠として上映されます。
支配人の鴻池さんによると、七里監督は、一般的な物語の構成に頼ることなく、映像そのものの力で物語を紡いでいきとのこと。その手法は実験的でありながら、観る者の感性に直接訴えかけて来るのだそうです。独自の映像表現と作品が生み出す新しい体験に期待を寄せているそうです。
cineposさんの館内は22席のみと、少人数制の贅沢な空間です。ゆったりとした座席で映画を楽しむことができますが、満席になることも多いため、事前予約をおすすめします。
公式ホームページで予約状況を確認できるので、訪れる前にチェックしておくと安心です。下関市大和町のセブンイレブンと下関漁港の間にあります。建物の隣にはコインパーキングもあり、また、サンデンバス「下関漁港前」のバス停前です。
2025年1月19日(日)の、朝一番の上映・10:30からの上映後の、監督の舞台挨拶をお見逃しなく!!
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