【下関市】感じる、祈る、踊る、震える。m.a.n.aのフラ。祈りが導いた、魂の帰還。

下関を拠点に活動する、クム（師）を持たずにフラを踊る二人の舞踏家m.a.n.aさん。

下関のストリートから始まった彼女たちのフラは、NHKでも特集が組まれるほど注目され、いまや“知る人ぞ知る”を超えて、本物を求める人々の間で、確かな存在感を放っています。

2025年6月の第3週、今週末に開催される予定の大阪ライブのチケットも、すでに完売となっているそうです。

その原点を、街角のストリートに持つ彼女たち。数多くのクム（師）を訪ね歩き、伝統の源流に身を浸し、幾度もハワイを訪れ、何年も問い続けた末に、こう決めたといいます。

「誰のもとにもつかず、自分たちだけのフラを探そう」と。

これでいいのか、これは正しいのかと、自問しながら、時には、誰もいない2月の海で、時に神社で、人目に触れず、風の中で“祈り”を捧げるように踊り続け、少しずつ、少しずつ、彼女たちは、自分たちのフラを手にしていったのだそうです。

本当に大切なのは、形ではなく、魂で感じる踊りだ。

今二人は、自信とともに輝きを増しながら、たとえ異端と言われても、自分たちの信じるフラをまっすぐに踊ることが出来るのだそうです。

だからでしょうか。m.a.n.aさんのフラは、踊りというより、祈りに近い。

ときに魂に優しく触れるように、ときに魂を激しく揺さぶるように。それは、まるで原始の祈りの儀式のように。

大地に、空に、地球に、そして、心の奥深くに、祈りの振動を届けるように。

彼女たちのフラを観た多くの人が、涙を流すといいます。

言葉では伝えきれない痛みや、胸の奥に長くしまっていた怒りや悲しみ、後悔といった感情を、まるで力強く洗い流してくれるような、不思議な力があるのだと。

それは、母なる海から押し寄せる、抗えないほどの津波のような“圧倒的な愛”。

心の奥底に沈んでいた感情のトゲを押し流し、魂を包み込んでゆくそのエネルギーは、癒しというよりも、浄化。

「このフラに出会って、生きる力を取り戻した」そんな声が、今も全国から寄せられているそうです。

しかし、どれだけ活躍の場が広がっても、彼女たちのフラが変わることはありません。

“教わることを手放す”という不安を乗り越え、ただ祈りを信じて踊り続けた、あのストリートでの原点のまま変わることなく、踊り続けているのだそうです。

むしろ、月日を重ねるごとに、彼女たちの“魂の踊り”はさらに研ぎ澄まされていくのでしょう。

現在はオンラインで「m.a.n.aフラ学校」も開講中。

Zoomを使ったプライベートレッスンでは、フラの技術を教えるのではなく、その人の中に眠る祈りを、一緒に思い出していく。という時間を大切にしているそうです。

また、フラとは別に、心の深い部分に触れる「癒し」に特化した個人セッションも人気を集めているとのこと。初心者の方でも、安心して受けられる内容になっていrるそうです。

m.a.n.aの二人は今でも、必要とされれば、どこへでも踊りを届けに行くそうです。舞台でも、海辺でも、祈りが求められる場所に赴き、ただひたすらに、踊る。

もし、いま、何かが心に響いたなら、それは、胸の奥にある“祈り”が、目を覚まし始めた証なのかもしれません。

一度、m.a.n.aさんのフラに触れてみてはいかがでしょうか。それが必要なタイミングであれば、すべては自然に、やさしく開かれていくことでしょう。

ご興味のある方は、ぜひ公式サイトからお問い合わせを。m.a.n.aさんのオンラインスクール・個人セッション・講演依頼などは公式HPから受け付けているそうです。

(m.a.n.aさん、取材協力を頂きありがとうございました。)

また、m.a.n.aさんの公演も行われた2025年6月「SHANTI music Live」INアブニールの場は、こちら↓