【下関市】響け、この夏も。平家踊りが、またひとつ季節を刻む。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

平家踊りーその独特なリズムは、ふるさとの風景や、子どもの頃の楽しかった思い出とともに、静かに人々の心に刻まれ、受け継がれてきました。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

壇ノ浦の戦いで滅びた平家一門の供養として踊られてきたと伝えられますが、その本当の由来はわかってないといいます。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

かつては漁師町を中心に、それぞれの地域ごとに少しずつ異なる踊りが伝えられていたそうです。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

町のあちこちに響いていた太鼓の音や三味線のリズムも、時代の流れとともに人口が減り、地域の祭りが消えるのと共に、次第に姿を消していきました。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

風の中に溶け、記憶の彼方へと消えていった踊りが、どれほどあったことでしょう。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

今、この伝統を受け継いでいる団体の一つ、八音会さんには、だいたい40〜50人が在籍していて、毎週水曜日は川中公民館、木曜日は下関西部公民館で練習が行われているそうです。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

18:30から始まる練習の終盤、20:30からは、太鼓、三味線、唄、踊りが一体となり、祭りが始まったような熱気に包まれます。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

年齢層は子どもからお年寄りまで幅広く、なかには30年以上続けているベテランの姿もあります。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

参加は自由。「来たい時に来る」というゆるやかで温かなスタイルで、誰もが自分のペースでこの文化に関わっています。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

2025年の夏、八音会さんの夏祭りの出演予定は、

2025年大坪八幡宮にて撮影

7月13日(日) 大坪八幡宮 夏祭を皮切りに、

40回記念コースの厳島神社を撮影

7月20日(日)・21日(月) 厳島神社 夏祭り

2025年6月八音会の練習風景を撮影

7月26日(土) 垢田夏祭り(垢田小学校グラウンド)

2025年6月八音会の練習風景を撮影

8月2日(土) 川中フェスティバル

2025年6月八音会の練習風景を撮影

8月3日(日) 大学町盆踊り・古屋町夏祭り

2025年6月八音会の練習風景を撮影

8月9日(土) 武久町祭りとなっています。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

ぜひお祭りに足を運んで、平家踊りのリズムに耳を傾けてみてはいかがでしょう。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

かつて、運動会のお昼前には平家踊りを踊ってからご飯を食べる──そんな思い出を懐かしく語る方も少なくないでしょう。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

太鼓を叩く男の子が、スターのように輝いて見えた、あの夏の日々。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

下関を離れ、遠くで暮らしている方が夏に帰省したとき、いつまでも変わらぬこのリズムがふるさとの空に響いていてほしい。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

そんな願いを込めて、八音会のメンバーは今も伝統の灯火を守り続けています。練習の見学や参加も大歓迎とのこと。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

どうぞ、このノスタルジーあふれる風景のなかへ、一歩踏み入れてみてはいかがでしょうか。ともに、この大切な音を、未来へ。

2025年6月八音会の練習風景を撮影

ご興味のある方は、川中公民館と、西部公民館の受付までご連絡をくださいとのことでした。

(八音会の皆様、取材協力を頂きありがとうございました)

八音産の練習が行われている西部公民館はこちら↓

また、川中公民館はこちら↓

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