【下関市】去りゆく夏に手を合わせ、実りの秋を迎える。生野神社の風鎮祭、今年は、８/30(土)。

森に囲まれた、清々しい空気に包まれた境内に、

古からの静かな気配が漂う生野神社で、2025年8月30日(土)、風鎮祭(ふうちんさい）が執り行われます。

昨年までは、9月の1日に固定日開催ではありましたが、今年は、多くの方が足を運びやすい土曜日の開催となったそうです。

宮司様のお話によると、この地域は6世紀ごろには、既にコミュニティーがあったそうで、

境内には、この土地の長い歴史を語るように、境内には古墳が残されています。

当日は、地元、生野の幡生八朔踊り保存会様による、八朔踊りが披露されるとのこと。

八朔踊りとは、平家踊りの下になったと言われる踊りで、平家踊りより、少しゆったりとした踊りなのだとか。

夏の終わりの週末に彩りを添える緩やかな響きは、去りゆく季節への静かな別れの挨拶のように、儚くも鮮やかに輝くのでしょうか。

風鎮祭は、台風などの風による災害を防ぎ、五穀豊穣を祈る古来からの伝統行事。

夏に別れを告げ、実りの秋に向けて静かに手を合わせるひとときを、お過ごしになってみてはいかがでしょう。

いつまでも続く厳しい残暑の中でも、夕暮れの風や明け方の空気には少しずつ秋の気配が混じり始め、

たとえ昔に比べて分かりづらくなったとしても、季節はめぐり、夏は去り、秋は訪れてます。

季節の移ろいは、人との出会いと別れのように、嬉しくもあり、どこか切ないもの。

生野神社の古の風に包まれて行われる風鎮祭で、その一瞬を感じながら、季節を見つめてみてはいかがでしょう。

生野神社境内の裏には、駐車場がありますが、道が狭いので、離合には十分にお気を付けください。

(生野神社様、取材にご協力を頂きまことにありがとうございました。)

2025年8月30日(土)に、風鎮祭が開催される生野神社はこちら↓