【下関市】 冬の長安線に現れる、水のウマ!アトリエミミックのリバースグラフィティ

安養寺の交差点で撮影
12月の風が冷たさを増し、長安線の道沿いに静かに夕暮れが落ちていく頃。

安養寺の交差点で撮影
下関の街角で、コンクリートの壁が淡く呼吸を始めるような一瞬に出会ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

安養寺の交差点で撮影
それは、安養寺1丁目の三叉路付近のコンクリートの壁にユニークなアートが描かれているせいかもしれません。

2025年10月考古博物館で撮影
この絵を書かれているアトリエミミックさんによると、2025年12月20日(土)・21日(日)の二日間、この安養寺1丁目三叉路付近の壁に、新しくアートが追加されるとのこと。

資料提供:アトリエミミック様(安養寺付近を撮影)
塗料やペンを使わず、高圧洗浄で描く、この手法をリバースグラフィティというそう。

安養寺の交差点で撮影
ここは、下関の中でも交通量が多く、道ゆく人が自然と足を止める、アートと日常が触れ合うのにちょうど良い場所。

安養寺の交差点で撮影
壁の黒ずみに、高圧洗浄によって馬の輪郭が浮かび上がる貴重な制作工程を見に足を運んではいかがでしょうか。

安養寺の交差点で撮影
このあたりの壁には、毎年ひとつずつ干支を描き、12年かけて十二支をそろえるという壮大な計画があるそうです。

安養寺の交差点で撮影
12年という時間は、この町で育ち、暮らす人にとって、故郷の記憶になっていくのに十分な時間となるではないでしょうか。今年描かれるのは、来年の干支であるウマ。

2025年10月考古博物館で撮影
下関の塗装工事会社㈲「拓栄」さんを母体としているアトリエミミックさんは、一般的な塗装に加え、調合した絵の具で大理石模様や木目模様などを施すデコラティブペイントという装飾的な仕上げも行うプロフェッショナル。塗装職人としての確かな技術と、アートの精神が共存しているのが彼らの最大の魅力。

2025年10月考古博物館で撮影
その磨き抜かれた腕をアートに活かし、街の汚れを素材に変えて、アートと生活の境目をなくしていく活動をされています。

2025年8月・吉母にて撮影
その核となっているのは、見た人がちょっとでもほっこりしてくれれば、という優しい気持ち。

2025年10月考古博物館で撮影
冬の長安線にアトリエミミックさんが描く水のウマを見に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2025年12月20日(土)・21日(日)に、アトリエミミックさんが現れると予告されているのはこのあたり↓





