【下関市】指先が紡ぐ「僕の証明」―下関の芸術家が放つ、静かなマグマ

2026年3月撮影・ビニールタイアートのイブさん=佐藤一輝さん
下関の街角から、一人の若い才能が全国へとその翼を広げようとしています。アーティスト・イブさん、本名・佐藤一輝さんが生み出すのは、ビニールタイという素材を編み上げた立体アートです。

2025年6月・会期中のFIRST COLORSにて撮影
イブさんの作品を前にすると、多くの人が、むき出しの命と真正面から向き合っているような感覚に包まれるといいます。

2025年6月・会期中のFIRST COLORSにて撮影
発達障害という特性を抱えるイブさんの内側には、マグマのような熱が渦巻いているのではないでしょうか。
自分にとっての正解が、他者にとっての違和感となってしまうもどかしい、自分と世間の間に生じる「摩擦」が生んだ熱。

2025年6月・会期中のFIRST COLORSにて撮影
その摩擦が溶かす心の痛みは、どれほど深いものだったのでしょうか。その逃げ場のない熱を唯一鎮めてくれるのが、創作という行為だったそうです。

2025年6月・会期中のFIRST COLORSにて撮影
「作っている時だけ、脳が静かになる」と語る彼の芸術は、彼が生きていくために不可欠な「呼吸」そのものなのかもしれません。

2026年3月撮影・ビニールタイアートのイブさん=佐藤一輝さん
彼が自分らしくいられる場所を求めてお母様が奔走し、インターネットを通じて同じ志を持つ家族と繋がったことから始まった小さな歩みは、

資料提供:イブの¥針金工房2nd.様
いまや新聞各社が注目し、県外からも注文が舞い込む大きな潮流となりつつあるのだそうです。直近では、2026年2月22日の読売新聞(山口版)でもその活躍が大きく取り上げられています。

2026年3月撮影
彼の作品から聞こえてくる、決して消えることのない叫び。

2026年3月撮影
「ここにいる。僕は、ここにいる」

2026年3月撮影
世界が自分をどう定義しようとも、自分の指先が紡ぎ出す形こそが、自分がそこに存在する確かな証。

2026年3月撮影
作品に宿る圧倒的なリアリティは、彼が自分自身を肯定するために捧げた祈りなのかもしれません。

2026年3月撮影・ビニールタイアートのイブさん=佐藤一輝さん
以前にインタビューした時より、少し穏やかになった印象のイブさん。以前より、活躍の場を広げ、彼のフィールドで生きることが多くなったからなのではないでしょうか。

2026年3月撮影・ビニールタイアートのイブさん=佐藤一輝さん
今年も、下関のバグダットカフェでの、展示会が開催されるそうです。毎回大盛況のこのカフェでの展示会の詳しい日程が決定次第、お知らせをさせて頂きます。

2026年3月撮影・ビニールタイアートのイブさん=佐藤一輝さん
故郷・下関から全国へ羽ばたく若き芸術家の作品に、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 〒750-0009 山口県下関市上田中町2丁目17−25 BAGDAD CAFE
- 営業時間
- OPEN 11:00 -23:00(lo 22:30)
- 定休日
- 定休日 木曜日(+火曜日のディナー)
- 電話番号
- 083 -223 -5361
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






