【下関市】「トへー、トヘー」と、叫びながら、祝い事のあった家に藁の馬を届ける、川棚の歴史行儀、盗餅(トヘ)行事を、この機会に知ってみるのはいかがでしょうか。
2023年1月29日まで、川棚の下関市川棚温泉交流センター(川棚の杜)・コルトホールで、藁細工展が開催されています。今では、お正月のしめ縄くらいしか残っていませんが、稲藁は日本人の生活に欠かせないものでした。豊浦町出身の、藁細工名人と呼ばれた諏訪音松氏と、北九州在住の柳井佳氏の藁細工の展示です。美しい造形美をお楽しみください。
藁細工の中には、盗餅馬も、あります。この盗餅馬とは、川棚にあった風習で使われたものです。トヘー、トヘーと、叫びながら、祝い事のあった家に、口に祝儀を加えさせた盗餅を、届けます。その家の方は、祝儀を受け取った後、届けてくれた人に水をかけて追い返す。という、大変に面白い行事なのだそうです。その他、美しい藁細工が展示されています。故郷の昔に思いを馳せて、時間を味わってみてはいかがでしょうか。また、1月28.29日の、土日には、カフェスペースで「ほとりの商店出張所」の展示もあります。手仕事をテーマにした展示です。焼き菓子や、柳井佳氏の藁細工の販売もあります。美しい藁細工を手に入れることができますよ!このチャンスを見逃す手はありませんよ!
藁細工展や、ほとりの商店街の展示・販売がある下関市川棚温泉交流センター(川棚の杜)・コルトホールはこちら↓