【下関市】究極のフィット感に日本中から人の訪れる店。靴の中敷き調整をしてくれる靴屋さん。
下関の城下町、長府にお店をかまえるヤマツル長府店さんは、まるで小さなカフェのような愛らしい外観の靴屋さんです。 
2024年7月に、その扉を開けると、そこには靴に対する深い愛と情熱があふれたお店がありました。
ヤマツル長府店さんは、靴屋という枠を超え、全国から訪れる人に足元から健康を提供する聖地として知られています。
1926年1月、大正時代に創業されたヤマツル長府店さんは、時代と共に歩みを重ねながら、多くの人々の足元を支えてきました。
購入されれた方の履き心地で最終調整をされる社長の山本様
現在、その伝統を引き継いでいるのが、靴の中敷き調整の専門家、社長の山本さんです。
ヤマツルさんで、靴を購入すると、中敷きの調整をしてもらえるのです。
その技術と哲学は全国に知られ、今や遠くは、新潟、東京などからもお客様が訪れるほどだそうです。
ヤマツル長府店さんの持つ「靴への哲学」と「靴を売る者としての誇り」が、この店に多くの人々を引き寄せるようです。
ヤマツル長府店さんでは、靴は身体の一部であり、健康を支える重要な要素であると考えられていて、
靴の中敷きを調整することで、履く人の体の歪みを整え、痛みを和らげ、歩くたびに心地よいフィット感を提供するのだそうです。
この店で調整された中敷きをいれた靴を初めて履いた人々は、その履き心地に思わず「わあ！」と感嘆の声をあげることも少なくないそうです。
長年の不快感や痛みが和らぎ、自分の足にぴったりと合ったような感覚に思わず声があがってしまうのだそうです。
その感動が口コミで広まり、全国から多くの人々がこの店を訪れるようになったそうで、その多くは、医師からの推薦で下関まで足を運ぶといいます。
山本さんが目指すのは、美しさと機能性を兼ね備えた靴を提供することです。
そのために、整体師の資格を取得し、来店するお客様一人ひとりの姿勢や歩き方を丁寧に観察して中敷きを調整されます。
その職人技によって生み出される靴の中敷きは、健康と快適さ、そして美しさを兼ね備えた「特別な一足」となるでしょう。
ヤマツル長府店さんによれば、西洋では靴職人が医者と同じくらいの社会的地位を持ち、ひとつの靴を丁寧に手入れしながら長く履く文化が根付いているそうです。
ヤマツル長府店さん２Fの子供靴売り場
靴を大切に履くその姿は、道端で革靴の靴ひもを結び直す紳士の何気ない仕草の中にも感じられ、非常に美しく見えるといいます。
日本において、山本さんのような靴の中敷き職人の存在は稀有だといえるでしょう。
全国から訪れる人々が認めるその技術と情熱を、ぜひ自分自身で感じてみてはいかがでしょうか。
ヤマツル長府店さんがあるのはこちら↓
