豊田町の古民家ギャラリーふくろうの森さんでは、現在、端午の節句をテーマにした装飾で店内が飾り付けられています。店の暖簾をくぐると壁一面に広がる銅レリーフが目を引くでしょう。下関市形山のグループによる銅板工芸の期間限定の展示即売会の作品が並んでいます。

銅板の光沢と独特の雰囲気が、店内に柔らかな温かさを与えています。このゴールデンウィークには、ふくろうの森を訪れてみてはいかがでしょうか。驚くほどリーズナブルな価格で販売されるマニア向けのフィルムカメラやアンティークな鞄、着物帯など、掘り出し物がたくさんあります。玄関奥の部屋では、1,000円で販売される鞄や着物帯が並んでおり、中にはまだ値札が付いたままのものもあります。古着の中には新品同様の品もあるというのも驚きです。店内には毛糸や服、カバン、食器などがで販売されておりまさに宝探しのような楽しみが広がっています。食器などの数の揃わない商品は、無料で持ち帰ることができ、訪れる人々はそれぞれがお気に入りの一品を見つけるために熱心に探しています。そしてふと顔をあげると、店内中を彩る端午の節句の装飾が目に入るでしょう。かつてどこの家でもあった、季節ごとの風景を思い起こさせ、なくなりつつある風習に思いを馳せるかもしれません。まだ、各家庭で季節ごとの風習が行われ知多頃に比べ、家電も発達し、家事も時間がかからなくなったのに、なぜか、季節ごとの風習は姿を消しつつあります。自宅ではなかなかできなくなった季節ごとの行事を、ふくろうの森で楽しんでみてはいかがでしょうか。コーヒーやシフォンケーキを楽しみながら、ケーキに添えられた青いあじさいを眺めていると、次にくる季節、梅雨の訪れが楽しみになってくるかもしれません。豊田町の古民家ギャラリーふくろうの森で、何でもない今日を心に刻んでみてはいかがでしょうか。

 

古民家ギャラリーふくろうの森さんがあるのはこちら↓