【下関市】7/4に、閉じる花園。また来年の再会を待ち望む。
豊田町の深い緑に包まれる桃源郷・あじさい村も、色鮮やかな今年の幕をそろそろ閉じるようです。2024年7月4日(金)をもって今年の営業は終了。閉村となるそうです。雨粒が花弁に落ちるたびに、一層鮮やかに輝くあじさいの花は、雨の日さえも楽しいものに変えて、じめじめした梅雨時期に、私たちを励ましてくれる「特別な存在」ではなかったでしょうか。今年もまた一つ、季節の花との別れの時がやってきたようです。現在、あじさい村では、この最後の時期に、薄羽黄トンボがあじさいの上を舞い、 ホオジロがあじさいの間を飛び交う光景が広がり、その澄んだ鳴き声と木々のざわめきが響く中、あじさいの青い香りはむせるように充満しています。山から流れる川のせせらぎとともに、その音と香り、そして風が肌に触れる感覚を、心に刻み足を運ばれてはいかがでしょうか。村長の河内さんは、閉村後には、また、来年に向けた準備をするそうです。
「今年は終わり!来年、また沢山の花を咲かせるために、選定や手入れを続けますので、また来年来てください!」と、梅雨時期の憂鬱も吹き飛ばす、あじさいの花のように快活に笑われていました。あじさい村の閉村と共に、厳しい夏がやってきます。その前に、今一度、健気なあじさいを見に足を運んではいかがでしょうか。あじさい村の開園は8:00~17:00くらいまで、入場料は皆さんの善意でお気持ちを頂いているということです。あじさい村への詳しい道順は、豊田町観光協会までお問い合わせください。