【下関市】あなたが立っているその場所も、戦場でした。81年前、この街で起きた現実を伝える展示会、8月2日まで。

2025年撮影・夕暮れの関門海峡の景色
海と船が行き交い、とうとうとした流れをたたえる関門海峡。しかし、美しい関門海峡が歴史に現れるのは、皮肉なことに、人と人が殺し合う時ばかりです。

2026年7月撮影
壇ノ浦の戦い、馬関戦争、そして太平洋戦争。この海峡は、時代の大きな転換点を見つめてきました。

2026年7月撮影
そして、81年前の夏。1945年6月29日、そして7月2日未明。下関の街は、アメリカ軍による2度の大規模な空襲を受けました。

2026年7月撮影
唐戸や豊前田をはじめとする中心市街地は炎に包まれ、多くの建物が焼失したと伝えられています。

2026年7月撮影
その81年前の記憶を、次の世代へ伝える展示会が現在開催されています。

2026年7月撮影
第22回 下関空襲・終戦展。会場は、しものせき市民活動センター ふくふくサポート フラップ。開催期間は、2026年8月2日(日)までです。

2026年7月撮影
会場には、戦時下の厳しい情報統制の中で撮影され、守られてきたという、焼け野原となった下関の街を写した写真が並んでいます。

2026年7月撮影
そのほかにも、尋常小学校で使われていた教科書、焼夷弾、戦時中に配られた資料、そして戦争を体験した人たちの証言など、貴重な資料が展示されています。

2026年7月撮影
81年前を確かに生きた人たちの記憶の証です。

2026年7月撮影
写真に写っているのは、がれきに埋もれた、自分たちが暮らす街。

2026年7月撮影
さっきまで歩いていた唐戸や豊前田の街です。

2026年7月撮影
自分が今立っているこの場所で起きた現実だったのだと、感じられ、当時を生きた人たちの声を耳の奥で探して、その暮らしの匂いを鼻の奥で探してしまう。

2026年7月撮影
写真の前で、81年前の下関に立つことができるパネル展示となっているようです。

2026年7月撮影
また、8月1日(土)には、子ども向けの展示解説会も開催されます。

2026年7月撮影
パネルを一枚ずつ見ながら、当時の地図と照らし合わせ、下関空襲について分かりやすく解説していく内容となっており、もちろん大人の方も参加できるとのこと。

2026年7月撮影
第1回目の展示解説会に参加した子どもたちからは、「戦争は怖いことだと、初めて感じました」「体験したことはないけれど、戦争の怖さが分かりました」という感想が寄せられています。

2026年7月撮影
平和を考えることの第一歩は、当時を自分のこととして感じることなのかもしれません。

2026年7月撮影
81年前の夏、この街を焼いた炎は消えても、消してはいけない、この街で確かに起きた記憶。その記憶を消さないようにと、写真を守り、語り継ぐ人たちがいます。

2026年7月撮影
この展示を続けている、3年前から代表を務める瀬谷由美子さんをはじめとする「下関空襲・終戦展実行委員会」の皆さんです。

2026年7月撮影
実行委員会では、依頼があれば、学校や児童クラブ、放課後教室、スポーツクラブなどへ出向き、下関空襲について伝える活動も続けています。

2026年7月撮影
地域で起きた戦争を、地域で学ぶ機会として、相談してみてはいかがでしょうか。







