【下関市】130段の先から、流れる、静寂と灯り。7/25・黒嶋観音例大祭。

2026年撮影吉母漁港の風景
トンビの「ピーロロロ」という鳴き声と、風が木々を揺らし、葉がささやき合う音も、「ザーッ、ザーッ」という寄せては返す波の音に、全てが、かき消されていく場所。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
そこは、吉母漁港の一番奥、130段の階段を上った先にある黒嶋観音。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
想像以上に急な階段に、軽快だった足取りも、半分ほどで筋肉が悲鳴を上げ始めます。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
見上げると、先が見えない階段がまだまだ続いています。ところが、心が折れそうになった時に、見えない曲がり角の向こうに、ゴールはあっさり現れます。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
なんだか人生みたいだな。そう思う方も多いでしょう。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
昔から、吉母の人々が安全を願い、豊かな漁を祈ってきた黒嶋観音の境内にある安らぎのベンチで、容赦のない吉母の海の波の音の洗礼を受けてはいかがでしょうか。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
「ザーッ」という音は、頭の中に溜まっていたものを、ためらうことなくさらっていきます。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
悩みも、不安も、焦りも。波の音が、大きな海の力で飲み込んでいくように押し流していきます。海が、すべてを浄化するとは、このことなのか。と、ぜひ、感じてみてはいかがでしょうか。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
ベンチを立つ頃には、頭の中を埋め尽くしていた雑音が消え、自分の呼吸だけが残るでしょう。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
仕事に追われている人。考え事がまとまらない人。少しだけ日常から離れたい人。そんな人には、穴場の場所と言えそうです。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
そんな静かな黒嶋観音が、一年に一度だけ幻想的な表情を見せる夜があります。2026年7月25日(土)に開催される「黒嶋観音例大祭」の夜です。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
この日は、高台にある黒嶋観音から吉母漁港の祭り会場まで提灯が灯され、光の道が港へ続く幻想的な光景が広がるとのことです。

2026年撮影・黒嶋観音・西光寺の住職様
毎年恒例の「暑気払い」の儀式も行われるとの事。住職様が参拝者の背中を「ばん、ばん」とたたき、今年後半も元気に過ごせるよう祈願してくださる、黒嶋観音ならではの行事なんだそうです。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
その後は、太鼓やよさこい、生バンド演奏などで吉母漁港がにぎわい、夜には花火が夏の夜空を彩る「黒嶋観音夏祭り」も開催されます。

2026年撮影・黒嶋観音の風景
130段を登った先で波の音に耳を澄ませ、夕暮れには提灯の灯りに導かれて港へ下りていく。そんな一日を過ごせるのは、一年に一度、この例大祭の日だけです。

2026年撮影吉母の海
今年の夏は、少しだけ足を延ばして吉母漁港の一番奥へ。頭と心の中に詰まった、いらないものを、みんな海に流してしまいに足を運んではいかがでしょうか。






