【下関市】海では“厄介者”だった海藻に光を。水産大学校生が生み出したアカモク黒豆茶

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
下関市の水産大学校に通う学生起業家、山田奏心さんが開発したのは、海藻アカモクを使った黒豆茶、海を奏でる黒豆茶です。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影 大学生起業家の山田さん
山田さんによると、アカモクは海の中では栄養豊富な海藻として注目される一方、地域によっては網や船のスクリューに絡まるなど、漁業の現場では厄介者として扱われることもあったといいます。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
これまで十分に活用されてこなかった海の恵みに価値を見出し、一杯のお茶へと生まれ変わらせた山田さん。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
山田さんがアカモクに注目したきっかけの一つは、祖父母とのお別れだったといいます。毎日の暮らしの中で取り入れられて、健康の助けになるモノを作れないかと考えたことが、始まりだったとか。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
しかし、商品化への道のりは簡単ではなく、完成までには、およそ6か月の月日を要したといいます。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
開発で大きな壁となったのは、アカモク特有の香り。それを消すのに、最適だったのが、黒豆だったといいます。そうして生まれた、黒豆×アカモクという、ちょっと風変わりなお茶。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
お客さんからは「淹れる温度によって印象が変わる」という声も聞かれるそうです。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
冷やして飲むと、黒豆の香ばしさが広がり、すっきりとした軽やかな飲み口に。暑い日に、身体に染み込むような飲みやすさがあり、

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
一方、温めて飲むと、湯気とともに海藻の旨みを感じるような風味が広がるという声が聞かれるとか。お茶のやさしさの中に、海の恵みを感じる。なのに、飲みやすいのだと。一つのお茶でありながら、温度によって異なる表情を楽しめることも、このアカモク黒豆茶の魅力なのかもしれません。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
しかし、学生による企業には、応援の声ばかりがあったわけではなかったといいます。「海藻と黒豆のお茶なんて本当に売れるのか」そんな声や、厳しい指摘を受けることもあったそうです。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
そんな厳しいアドバイスも、「30歳を過ぎてから起業していたら、周囲もここまで本音で厳しいアドバイスをくれなかったかもしれない。20代だったからこそ、言ってもらえた言葉があった」ととらえたのだとか。

2026年7月・道の駅きくがわで撮影
山田さんの挑戦は少しずつ形となり、今年の始め、2026年1月1日(木)の山口新聞でも紹介されるなど、地域での認知度も広がっています。

2026年6月撮影
現在は、道の駅きくがわをはじめ、山口県内の道の駅や、イベントなどにも出店しているそうです。
パッケージの中に詰まっている、1人の学生の挑戦の物語。道の駅などでこのお茶を見かけた際は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。






